心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくって自分を集めた事典
博多MGで初めて借金した話

博多MGで初めて借金した話

【概要】

320日・21日に久山温泉にて開催された「博多MG」に参加してきました。「MGとは?」というお話から「繰り広げられた物語」まで、幅広くお話しいたします。

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宿泊の旅館入り口にて
 

MGとは】

MGとは「戦略MGマネジメントゲーム®」の略で、会社の経営を疑似体験できる研修です。昭和51年に西順一郎氏が開発し、これまでの約40年間に500万人が学んでいます。1回の参加(2日間)で会社5年の経営を体験し、MQ会計や利益感度分析などを学びます。

会社の経営はKKD(勘と経験と度胸)であると言われます。戦略MGにおいては、KKDに「+K」を加えることが目的とされます。「+K」とは、「+科学」を意味します。

 

【前回は】

前回は平成29年末に参加しました。一言で言うと「めっちゃうまくいった」MGでした。事前に第2期の経営計画を立て、固定費を見積もり、損益分岐点を計算し、G(利益)から逆算したPQ(販売)目標を決めました。販売目標を達成し、第2期は自己資本を298まで程よく回復し、第3期は税金をちゃんと払うまでに。

しかし、それまでジュニアルールでしか戦ったことがなかったので、「次繰り」という概念がありませんでした。「次繰り」とは、「未来のための投資」です。現実社会でいうと、「今年研究開発する。来年の価格競争力のために」といったところです。シニアルールでは「次繰り」が大事になることを前回の第3期で学びました。


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【事前準備】

今回は身辺で騒乱があったので、事前準備を怠ってしまいました。でも会場に入ると脳がMGモードになってきたので、名簿の裏に経営計画を立てました。経験者に向けてお話しすると、G0F300P36V12M24、という計画で第2期に臨みました。

「次繰りが大事」と馬鹿の一つ覚えのように思っていたので、「仕入れ・販売が時機でなければ投資だ!」と意気込んで第2期が始まります。

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【第2期】

自分の番です。仙台(安い仕入先)に材料はない。完投(製造)はできない。よし、投資だ!そして私がとった行動は……

「アタッチメント買いま~す」

1個も売れてないのにアタッチメント買いました。(製造能力+1

結果、一度に3個製造できるようになったはいいのですが、PQ(売り上げ)は上がらず、人件費分儲けることができませんでした。

【第3期】

チップ無で迎えた第3期。特急するお金もなく、値段のつけ方も下手で、結果、PQ(販売)目標を達成できず、給料が払えるかも危うい状況になり、短期借り入れ(20%)を避けるために急いで長期借り入れ(10%)して3期が終わりました。しかしそれでも給料は払えず、短期借り入れで給料を払いました。

しかし投資は必要だからと、青チップ(研究開発・価格競争力強化)次繰り3枚で第3期を終えました。

PQ(売り上げ)に応じた席替えの結果、第4期はジュニア卓で戦うことに。

売れなかったばかりか、疲労と空腹の末、計数も投げやりになってしまい、遅さのあまりベテランさんに助けてもらうことに。ワルツさえまともに踊れないという大失態。ああ恥ずかしい。お菓子食べときゃよかった。よほど疲れていたのか、名前の欄に「第2期」と書いていました。
第3期で学んだことは、「チップが無いなら無いなりの戦い方がある」ということでした。 「青チップさえあれば」と無い物ねだりし、「高く売ろう」と仙台で売り出して青チップ持ちに負ける。その繰り返し。Mを追いかけてQが上がらないという状況でした。そのときにできる選択は、「Pが28でもいいから名古屋で売る」ということだったのかもしれません。Pが28なら、Vは14くらいです。それでも20個売れば280です。チップが無いので、Fは低めです。
このことを現実社会で当てはめて考えてみると、「競合他社をよく見て差別化する」ということかもしれません。研究開発している企業にはその企業の戦い方がある。研究開発していない企業にはそれなりの戦い方がある。全部自分の思い通りにはならないけれど、自分の身の処し方で対応できる。そんな学びを得たMG研修だったように思います。 

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【第4期】

青チップ次繰り3枚でスタートした第4期。ジュニア卓では、投資したら即効果が出ます。赤チップ(広告・販売力強化)1枚購入し、黄チップ(教育・製造販売力強化)も1枚購入し、5個販売の体制で臨み、PQはゾロ目の777に。

 f/m比率(損益分岐点比率)56%という好成績で、第5期は青2枚・赤1枚・黄1枚と共にシニア卓へ。借金も完済しました!

【第5期】

5期は開始前に機械売却しました。アタッチ付きの小型機械を売却し、限度額まで長借りして大型機械を購入。余ったお金はベテランさんに貸しました。

結果としてf/m比率は91%まで下がったものの、投資したその年から黒字だったので、よかったよかった!

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